tok100’s blog

Tokの日常 なんてことない日々

Tokのひとりごと日記 父がいない。。父の日

来週の日曜日は父の日だ。。私には父がいない。。

正確には、いたのだが小学6年生のときに両親が離婚して父親とは離れたのだ。

苗字が変わり、同級生からは質問攻めで嫌な思い出だ。。。

その父親も離れて15年ほど経ったある日、病気でこの世を去った。

亡くなってから随分と時が過ぎてから連絡が入り、最後のお別れも儘ならず

それでも布団の中で声を殺して泣いた。。意外だった。

 

台風が近づいているせいか そわそわする。。。

 

私の娘にも父親がいない。

私と違って父親が誰なのかも顔も知らない。

ろくでもない父親の思い出もない。

 

娘が産まれてからずっとずっと悩んでいる。娘の父親のこと。

いつか聞いてくる日がやってくる。娘もとしごろ、その日ももう近いはずなのだ。

 

 

私には一緒に暮らす娘も含めて5人の子供がいる。

4番目までは、前夫の子供。娘は、その人と別れてから知り合った人との間にできた。

その人とは結婚することもなく、授かった命が嬉しくて愛おしくて

いい歳して後のことなど考えていなかった。何とかなると思っていた。

実際、何とかしてきた。 父親にはなれないけど。。

 

元夫とは今でも連絡を取り合うし、子供の父親、母親として連携をとっている。

夫婦だった頃よりも良い関係だ。親戚のおじさんみたいな感じかな。。

ありがたいことに一緒にいる娘の事も可愛がってくれている。

 

娘の父親とは連絡はおろか、どこにいるのかさえも知らない。

どう説明すればよいのだろう。。。

いつも私の中のどこかで考えているのだが、父の日が近づくたびに鮮明に現われる。

どう話すべきか。。今も答えは見つかっていない。

 

 

 

 

Tokのひとりごと日記 けんか

昨夜は娘と大喧嘩。。。

 

きっかけは、期末のテスト勉強。。。

普段、本当に勉強しない娘は中学生になりテスト勉強しなきゃいけない雰囲気に焦っているのだ。

 

「分からないから教えてくれ」。。と言う娘に まずは教科書を開くよう促す。

「私の人生かかっているのに。。。知っているのに どうして教えてくれないの!」

から始まり 「いつだってママは。。」と日ごろのうっぷんを吐き出し始めた。

 

最初は黙って聞いていた。それが暴言に変わり たたんであった洗濯物を投げ、

娘はもう何で怒っているのか自分でも分からない状態で抑えきれない感情を爆発させていた。泣きながら もう何を言っているのか分からない。。。

 

部屋の中は、きれいに畳まれていたはずのタオルやTシャツが散乱している。

出来た親ならここで静かに娘と向かい合うのだろうが、私は相当 頭に血が上っていた。

 

娘の両腕を押さえ込み「本当にそう思っているのか!」

「善悪の判断もできないのか」「自分でできる事は自分でしろ!」

そんな風なことを言ったように思う。

 

 

娘「出て行って欲しいんでしょ」

 

私「出て行って欲しい。親は誰でもそう思っている。でも今じゃない。自分の行きたいところへ自分の力で行く為に勉強するんだ。あほっ!」

 

娘「。。。」

 

私「ママの仕事はお金を稼ぐこと。オマエが不自由しないように。恥ずかしい思いをしないように。オマエの仕事は勉強。自分の力で生きていくために。わかったか、あほっ」

 

 

ココからは私のグチになる。。。。

 

私「アンタのバスケットシューズは1万円。スニーカーも1万円。ママのスニーカーは980円!アンタのユニホームは1万5千円。ママのTシャツは980円!」

 

娘「えっ?知らなかった。ごめん。」

 

まさかの反応。。。ここで反応するとは、わが娘のツボがわからない。。。

 

 

娘は、いっぱい泣いて怒鳴ってすっきりしたのか洗濯物を集めだした。

ただ1か所に集めただけで、たたみ直してはくれてない。

私も大声を出したのか、風邪のせいなのか喉がヒリヒリする。。

 

急に静かになった。。。冷めた餃子がそこにある。

昨日のお菓子の日に作るはずだった餃子。。。

今日は一緒にと思っていたのに。。。

 

 

娘の気持ちが分からないダメ母だけど、何よりキミを大切に思っているよ。

小さい頃は「世界で一番ママが好き」って毎日毎日、言ってくれた娘。

今では、もう一番ではないのかも知れないけど、ママは世界で一番キミが好きだよ。

一緒にいてくれてアリガトウ。大人になるまで、もう少し一緒にいようね。

 

気が付いたら冷めた餃子が減っている。おい~っ食べるなら声くらい掛けてよ。。。

 

布団に入ったら娘が「ギューっして」と抱きついてきた。

身体も大きくなった娘を抱いているのか抱かれているのか。。。

なんとも幸せな気持ちで眠りについたのでした。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tokのひとりごと日記 

不覚にも風邪をひいてしまいました。

昨日の朝、喉の違和感に気付いてはいたのです。

いつものように派遣のお仕事へ向かい、昼休みには本業の健康食品の発送へと郵便局へ。。。なんだか身体がオモイ。。ダルイ。。。

お弁当も食べきれず、気が付けばハナやらセキがでてきて。。

久しぶりのこの感覚に風邪だと自覚。なんとか終業まで持ちこたえ帰宅。

 

毎週金曜日は娘とお菓子の日。

栄養のバランスとか考えないで娘の好きな食事を作り、そのあとお菓子を食べながら映画をみる日。

 

昨日のメニュうーは餃子の予定。。が、熱もでてきたのかフラフラで作れず中止。

冷蔵庫にあった流水麺で、その場をしのいだ。。娘よ、ごめん!

 

「映画、決まった? ちょっと横になるから決まったら起こして」

 

 

起こしてくれたのか、くれなかったのか。。。

いつも部活の朝練習で早起きの娘は、今朝はまだ眠っている。

 

水羊羹やミント味のキットカットやおせんべいの袋が開いてテーブルの上に散乱している。

 

 

Tokのひとりごと日記 毛髪再生

「毛髪を再生させる技術が開発された」ニュースで見て心が躍った!

私は女性で薄毛でもない。2年前、母がガンに侵された。

ステージⅢの子宮頸がん。転移も認められた。

母の闘病記はそのうち綴るとして、入院先で多くの女性が帽子を被っているのに気付いた。抗がん剤の使用で毛髪が抜け落ちてしまったのだ。

そこで知り合った人々は、皆、物静かでやさしい。。。

ナニカ ワタシニ デキルコトハ。。。   ナニモ ナイ

医者でもなく何の知識も力もない、力がない。。 ナニモナイ。。。

いつも頭のどこかで考えていた。。。ナニカ デキルコト

ようやくようやく見つけたのが「ヘアードネーション

こんな髪でも役に立つのなら。

伸ばし始めてもう少しでカット出来るくらいに伸びてきた今、毛髪再生のニュースだ!

正直、薄毛のおじさんの髪など、どうでもいい。それはそれで魅力的だと思うから。

 

出来ることなら、病気や事故で髪を失ってしまった子供や女性に活かして欲しい!!

どうか どうか願いが叶いますように!!

どうか どうか子供や女性が髪の事で悩みませんように!

 

追記:母は抗がん剤放射線治療により,あとかたもなくガンはなくなり

現在は看護師として働いている。

 

 

 

 

Tokのひとりごと日記 旅するピーちゃん

現在、反抗期の娘と2人暮らしをしているが、実は他にも成人した娘や息子が4人いる。

ピーちゃんは、次男のター君がまだ幼い頃、可愛がっていたぬいぐるみ。

今流行の「ハリネズミ」のぬいぐるみだ。

 

大人の手のひらに納まる大きさのピーちゃんは、彼の親友であり兄弟でもあった。

想像力たくましい時期でもあり、ター君の中でピーちゃんの家族が増えていき

その家族を探すために一緒にいるというような設定になっているようだった。

 

ピーちゃんはお父さん、お母さん、お姉さん、そして仲間達と森で暮らしていたらしい。なぜ逸れてしまったのかは分からないが、ター君のところにたどり着いたのだ。

 

2人はいつもべったりしている訳ではなかったが、ター君のとても大切な友人だと兄や姉も知っていてピーちゃんの目玉が取れてしまったときは小学生だった次女が一生懸命お裁縫していることもあった。

休みの日には、ピーちゃんの家族を探しに行こうと車で出かけることもあった。

姉兄たちは、ター君の創造をウソと言わず優しく受け止めてくれていた。。

 

ピーちゃんとの日々が何年かが過ぎた。

 

。。。その日、事件はおきた。。。

 

ピーちゃんが捨てられてしまったのだ。

 

「もう大きくなったのに、いつまでもこんなの持ってちゃダメだ」と

一番上の姉が、ター君のいない間にゴミに出してしまったのだ。。。

姉は姉で、周りの男の子に比べ、おとなしい ター君が心配だった。

 

 

ター君がどれだけ嘆き悲しんだか。。。実は私は覚えていない。。。

4人の子育てと仕事で目一杯だった。

たまには点滴しながら2時間ほど休みたい。。。と不謹慎なことを考えたこともあった。

 

ごめんね。ター君。

 

ター君は現在、社会人となり親元を離れ立派に独り立ちしている。

たまに行く彼の部屋には、手入れの行き届いた植物達とぬいぐるみが並んでいる。

大小さまざまな ぬいぐるみ達は、クマやウサギではなく

どれも まるっこい形をしている。ピーちゃんと同じ まぁるいのだ。

無意識だと思う。彼の中には、まだピーちゃんがいるのかも知れない。

 

大人になるためには、捨てなければならない物があるとしても

それは自分で決着をつけなければならない。。。

人から見たら価値のないものでも、その人には宝物。。。

 

 

ピーちゃんを捨ててしまった一番上の姉は、現在、子育て中。

ハリネズミのぬいぐるみ」の画像をよく検索している。

彼女の中にもピーちゃんは存在している。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tokのひとりごと日記 派遣のおしごと 職人技

あいさつも交わしてもらえない派遣の職場だけど

そこで働く人々の職人技には、しびれるものがある。

 

紙を使うことが多いこの職場では、誰もがマジシャンのように紙を扱う。

ばらばらに散らばった広告もあっという間にビシッと揃え

それは機械で揃えたかのような美しさ。

或いは、ぴったり揃えられた紙の束を手に取り、トランプでも切るように

1枚1枚に空気を送り込んだりもする。

 

手の動きはとても滑らかで、いつまでも見ていたい衝動にかられる。

また、ある人はダンボールに貼るシールを定規で測ったかのように正確に貼っていく。

ついついミトレテシマウ。。。

 

全てが早くて正確。。。何も語らず黙々と作業は続けられる。。。

 

重たい雰囲気の職場なのだけれど、その技にあこがれてしまう。

 

家に帰ってコピー用紙で真似するも、ただぐしゃぐしゃになって終わる。

人の身体は、すごいなって素直に思う。。。

きっと最初から出来た人なんでいなかったはず。。。

毎日毎日、同じ事を繰り返しながら あの技の数々を習得したのだろうなぁ。。。

 

あまりの素晴らしさに、つい「すごいですね」と声がでた。

シールを貼っていたその人は、かすかに ウナズイタ ヨウニ ミエタ

何だか意思の疎通が出来たようで嬉しかった。

ココの人たちは、単に恥ずかしがりやなのかも知れないと思った瞬間でした。

 

次回は、旅するピーちゃん。。。

 

Tokのひとりごと日記 派遣のおしごと 現場編

現在、派遣で通っている会社は家から30分以内で行ける場所にある。

今までもその前を通ったことはあるのだが特に気に留めることはなかった場所。

朝、出勤すると広い敷地にはトラックが何台か待機している。

その敷地を通り社員やパートとは違う入り口から会社に入り派遣専用の部屋に行く。

 

長テーブルとイスが並べてあるだけの小さな部屋。

専用のロッカーなどなくイスに荷物を置いておく。

 

その日によって派遣の人数もまちまち。

「おはようございます」挨拶しても余り返事は返ってこない。。。

朝から重い雰囲気。。。

 

エプロンを掛けマスクをし使い捨ての帽子(ヘアキャップ)をかぶる。

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倉庫に向かい責任者がやってくる。

2人は、こっち、そこの3人は、あっち。。と言う風に行き先を告げられる。

ここでも。おはようの挨拶は返ってこない。。。

 

ここの仕事は大きく分けて2種類ある。

1つは、いくつかの印刷物を発送用に仕上げるシゴト。

もう1つは、細かな手作業のシゴト。

 

印刷物の方は、横一列に並んだ台にひたすら印刷物を乗せるしごと。

山のように積み上げられた冊子や広告は、1束ずつ紐で縛られているので

それをカットし紙をパラパラとほぐしてから台に乗せます。

 

乗せた印刷物は順番に重なって流れて行きビニールで包装され宛名が貼られて出来上がり。何時間もやっているので次の日は体中が筋肉痛。。。

 

こんなところに筋肉あったんだって気付く(笑)

 

たまに機械が止まってしまうことがあるのだけれど、そうなると社員がものすごい勢いでダダダダーっと走ってくる。

なにやら機械の調整をしているみたいなんだけど明らかに怒っている。

ワタシガ ワルカッタノカナ?

 

特に何も言われないのだけれどイライラオーラが凄すぎて固まってしまう。

コレハ ドウスレバ ヨイデスカ? 返ってくる言葉は「下」

意味わかんない。とにかく言葉が足りない現場です。

 

手作業のシゴトは化粧品の箱にシールを貼ったり、電子タバコの掃除用の綿棒を袋に詰めたり。。。細かなシゴト。。。

クリーンルームで黙々と作業するのだけれど、ここでは、きちんと説明をしてくれて

ちょっとしたコツなんかも教えてくれます。うれしい。。。

何の役に立つかわからないけど、やたらとシールを貼るのが上手くなりました。

 

なんだかモヤモヤする職場ですが、シゴトがあれば今日も通います。

たとえ返ってこなくても笑顔と爽やかなあいさつを心掛けます。。。

 

次回は、派遣の職人技。。。