tok100’s blog

Tokの日常 なんてことない日々

Tokのひとりごと日記 派遣のおしごと 職人技

あいさつも交わしてもらえない派遣の職場だけど

そこで働く人々の職人技には、しびれるものがある。

 

紙を使うことが多いこの職場では、誰もがマジシャンのように紙を扱う。

ばらばらに散らばった広告もあっという間にビシッと揃え

それは機械で揃えたかのような美しさ。

或いは、ぴったり揃えられた紙の束を手に取り、トランプでも切るように

1枚1枚に空気を送り込んだりもする。

 

手の動きはとても滑らかで、いつまでも見ていたい衝動にかられる。

また、ある人はダンボールに貼るシールを定規で測ったかのように正確に貼っていく。

ついついミトレテシマウ。。。

 

全てが早くて正確。。。何も語らず黙々と作業は続けられる。。。

 

重たい雰囲気の職場なのだけれど、その技にあこがれてしまう。

 

家に帰ってコピー用紙で真似するも、ただぐしゃぐしゃになって終わる。

人の身体は、すごいなって素直に思う。。。

きっと最初から出来た人なんでいなかったはず。。。

毎日毎日、同じ事を繰り返しながら あの技の数々を習得したのだろうなぁ。。。

 

あまりの素晴らしさに、つい「すごいですね」と声がでた。

シールを貼っていたその人は、かすかに ウナズイタ ヨウニ ミエタ

何だか意思の疎通が出来たようで嬉しかった。

ココの人たちは、単に恥ずかしがりやなのかも知れないと思った瞬間でした。

 

次回は、旅するピーちゃん。。。